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まぁ『狩魔シリーズ』というのは、今回投稿に於ける便宜的括りなんですが……。
この五作品『天上天下大剣斬』『妖滅戦隊カルマージャ』『魔戒戦隊エクスロア』『狩魔同心焔月』『魔術特捜アルカナン』は、共通の世界観設定＆時系列で繋がっています。

まず『大剣斬』『カルマージャ』『焔月』ですが、これは〝対妖滅組織〈狩魔〉所属戦士〟であり、その使命『妖滅：邪妖を滅する』に準じています。
時系列的には時代劇ヒーロー『焔月』が〝江戸時代〟なので起点となり、その戦いを受け継いで『大剣斬』が現代劇として展開……そして『カルマージャ』へと繋がります。
顕著なのが『カルマージャ』の敵組織〈邪妖會〉で、そもそもは『大剣斬』に登場した第三勢力でしたが、壊滅同然に落ちぶれたところを新支配者〈妖帝百々我〉により新生させられた経緯に在ります。

次が『カルマージャ』『エクスロア』『アルカナン』ですが、コチラのパイプは『カルマージャ』に登場した流浪の怪物ハンター〈妖滅狩人ヴァンシング〉がゲストレギュラーに据えられている事から世界観共有が為されています。
とはいえ微々とスタンスが異なり『カルマージャ』では〝西洋妖怪特化の追加戦士〟というポジションですが、一方で『エクスロア』では主役ブラドロアの生き別れた兄でありながらも〝怪物ハンターとしての使命〟に準じて〝西洋妖怪vs怪物ハンター〟として戦い合う悲劇性であり、また『アルカナン』では〝同じ〈錬金科学メタルヒーロー〉として頼もしい助っ人となり共闘する先輩〟といった感じです（ギャバン×シャリバン的な？）。
時系列的には、ほぼ同時期的に在りますね（若干『カルマージャ』が早い）。

こうした『作品による相互関係により大系化する』というのは、どうにも私にとって定番的嗜好のようで、だから『闇暦』『FSF』でも同様に敷かれています。
そして、こうした構成により『どの作品を入口としても掘り下げていく楽しみ方』をファンに提供する事が出来、また、そうした楽しみ方を体験して欲しくてやっています。
ですが、この〈凰太郎ヒーローWORLD〉と『闇暦＆FSF』の大きく違う点は『最初から密に脳内構想を敷いていたワケではない結果論的拡張』『根本から異なる作品群による相互関係にも在る』というところですね。
脳内構想当初から〝密な水面下繋がり〟を意識していたのは『大剣斬×カルマージャ』『カルマージャ×エクスロア』ぐらいです。

これからもファンがのめり込んで楽しめる世界観を構築していきたいと思っていますので、応援＆御支持をヨロシク御願いします。