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誓約の灯~うけいのあかし~
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一般小説
魂,自我,死神,田園風景,神社,眷属,神使,黄泉,修行,記憶
作品タイトル:誓約の灯~うけいのあかし~
エピソード名:第十四章十一話 一つの玉と落涙の跡
作者名:tachimachi
ファンタジー | 完結 | 161話 | 756,672文字
「地底の鳥」につづく、シリーズ第二作!
それは蝉しぐれと陽の光に満たされた、夏の日の記憶。
山々の連なりに抱かれた田園風景。
風はそよぎ、小川がせせらぐ。
樹々や草花、動物や虫、数多の命とのどかさにあふれた地、恵那郷。
そこはかつて、この国に戦乱を巻き起こし、災厄と恐れられた怪異が鎮められた土地。
異変は何の前触れもなく訪れた。
地が揺れ、亀裂をつくり、水があふれ湖となった。
地中から湧き出てくる禍々しいモノたち。
そして災いをもたらす禍津神が襲い来る。
やがて縛めが解かれ、災厄が永い眠りを経て、目を覚ます。
その世界の崩壊を防ぐため、タカシは送り霊や眷属たちと旅に出る。