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ケセラと呼ばれたFg奏者の原点は戦時下に少女と共に疎開してきたピアノにあった。

  • 一般小説

    回想録,クラシック音楽,ファゴット,オーケストラ

    作品タイトル:ケセラと呼ばれたFg奏者の原点は戦時下に少女と共に疎開してきたピアノにあった。

    エピソード名:第18話 最終話 ケセラ最後のコンサート 御年87歳

    作者名:TOHOOFG

    歴史 | 連載中 | 18話 | 17,162文字

    元NHK交響楽団ファゴット奏者、菅原眸(HITOMI SUGAWARA)の回想録
    全18話 2024年07月15日より、毎日1話17:00に投稿します。

     この回想録の主には1956年に大ヒットした洋楽曲「ケセラセラ」になぞらえて、「ケセラ」というあだ名が付けられた。「ケセラセラ=なるようになる」はケセラのモットーであり、たとえ苦境にあっても、それを表情に出さず飄々として、関わる人々を笑顔にするのがケセラのスタイルである。このスタイルが功を奏したのか、いつの間にか交友の輪が広がり、その中から人生の岐路にさしかかった時に、手を差し伸べてくれる人物が現れるという、好循環な人生となった。
     尚、実際にあだ名が付いたのは大学生時代であるが、この回想録においては、最初からケセラと記述する。

    菅原眸の主な経歴
    1934年 山形県鶴岡市勝福寺に生まれる。
    1956年 法政大学を経て東京藝術大学入学。
    1958年 NHK交響楽団入団。
    1969年 北西ドイツ・デトモルト音楽大学留学。
    1970年 東京音楽大学講師に就任。
    1990年 NHK交響楽団退団。
        愛知県立芸術大学教授に就任。
    1999年 愛知県立芸術大学教授退任。
    2022年2月25日 永眠

    日本ファゴット(バスーン)協会元会長、現名誉会長
    国際ダブルリード協会元副会長

    本回想録は、ご本人に直接インタビューした内容を記述しました。