ユーザー投稿 User Created

ITソフトウェア・世界基準のウェブシステム・業務システム・プラットフォーム開発なら未来創造
NOVEL DAYSユーザー投稿作品

群雲の光芒 1「青春」オレンジアイ

  • 一般小説

    横須賀,恋愛・愛,恋しい,子育て,愛のかたち,生き残る力,家族,暖かい物語,現代ドラマ・社会派,無料小説

    作品タイトル:群雲の光芒 1「青春」オレンジアイ

    エピソード名:第17話 除夜の汽笛

    作者名:seki2007

    学園・青春 | 連載中 | 17話 | 25,607文字

    韓国人のウテが、大人でも子供でもなかった頃に横須賀駅で出会った日本人の喜生(きお)/ネコ。彼女は、軍港の海風に細い髪をゆらし、手のひらの中にうずくまる子猫のようだった。彼は「そばにいる事だけを求められる感覚」だけを抱えていた。

    【群雲の光芒|ウテとネコの物語|4ジャンルの組み話】

    この物語は「青春」「ミステリー」「人間ドラマ」「恋愛」のジャンルで構成した組話になっています。
    1「青春」   オレンジアイ
    2「ミステリー」迷子の七日間  
    3「人間ドラマ」韓国にて    
    4「恋愛」   軍港がみえる街 
    全ストーリーの粗筋は4「恋愛」軍港がみえる街の最終ページに掲載されています。
     -----------------------------------------
    この物語はフィクションです。
    実在する人物、地名、団体等とは一切関係がありません。
     -----------------------------------------
    【群雲の光芒1「青春」オレンジアイ|粗筋】
     韓国からやって来たウテ(僕)の下校途中に、中学一年生の喜生(きお)/ネコが横須賀駅で起こした事故に巻き込まれ、恐怖で凍り付いた子猫のような彼女を抱きかかえたまま、横須賀駅構内を転がり二人とも怪我をする。怯える子猫のような彼女は、小学四年生の時に暴行され大怪我を負う。療養していた九州から足が不自由なまま、横須賀に戻って来たが、事件以来、誰とも心を開かず、スキンシップが取れない対人恐怖症という心の傷だけが残ってしまった。
     彼女の病状が韓国人のウテと美宇には出ない事に、両親や主治医の小介先生たち大人は驚く。
    横須賀駅の事故がきっかけで、学校に通えなくなった彼女は、授業が早く終わる美宇と一緒に、ウテを待つようになる。
     ウテの従兄妹のエリ姉さんと小介先生の息子、玄馬が親しくなる中、彼女は家の内外で何度も事故が起こり、毎日怯えて暮らしていた。そのたびにウテは、ひとり彼女を守り支えていくようになる。しかし、大人の都合が恋しいもわからない二人を引き裂く