NOVEL DAYSユーザー投稿作品
雨の日の夜に
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一般小説
恋愛,日常,夫婦
作品タイトル:雨の日の夜に
エピソード名:第20話 薊《あざみ》〈美和子〉
作者名:Rin_To
恋愛・ラブコメ | 連載中 | 31話 | 172,378文字
目に留めて下さって有難うございます。PVの数字を見るたび、見ず知らずの方の目に触れていることの不思議さと有難さを感じつつ、それが励みとなり、お蔭様で何とか最終章まで辿り着けました。まだ暫く手直ししたいので「完結」とするのはもう少し先となりますが、今まで本当にどうも有難うございました。
《あらすじ》
都内の百貨店に勤務する佐山洋之は、休みの日、趣味の写真を撮りに訪れた植物園で一人の女性・森村響子と出逢う。熱帯雨林の中にすっくと咲いている花のような響子の姿は、一目で洋之の心をとらえた。ほんの少し言葉を交わしただけでその日は別れたが、その後、洋之は響子にもう一度会いたい一心で、休みのたびに植物園へ足を運ぶも、彼女が現れることはなかった。だが、今日が最後と心に決めて向かった洋之の前に、ようやく響子が現れる。思いがけない再会に、思いきって響子に声をかける洋之。話題の尽きない楽しい午後のひとときに、次の約束を取りつけようとするも、互いに家庭のある身ゆえ響子は躊躇する。そんな響子に洋之は提案する。
「友達としてならいいでしょう?会ってこうしてお話するだけです。それでもダメですか?」